派遣社員として働くということ

人生振り返り

今の本業は、某出版社で営業アシスタントの派遣社員をしています。

ここにたどり着くまで、いろんな職場でお世話になってきました。私の派遣社員歴をざっと並べてみると、

出版社で営業アシスタント(現在3年目)

機械系専門商社でMDアシスタント(約2年半)

通信事業社で社内ヘルプデスク(半年)

ハウスメーカーで3DCAD/3Dプリンタオペレーター(3ヶ月)

IT系専門商社で技術サポート(約1年半、のちに契約社員登用)

ゼネコンのファシリティマネジメント部門で事務(1年)

オフィス家具メーカーで部内アシスタント(派遣デビュー/約2年)

こんな感じ。

思い返すと、ずいぶんいろいろ経験させてもらったなぁ…。
最初に派遣で働いたのは、上京してすぐの頃でした。

当時は、ドラマ「ハケンの品格」(篠原涼子さん主演)が流行っていた頃。上京することが決まっていたあの頃の自分にとって、あのドラマはひとつの憧れでもあり、勇気とやる気をもらえる作品でした。北海道出身の私としては、大泉洋さんの存在も密かに推しポイントで(笑)。

あの頃はまだ今よりもテレビの力というか、ドラマの影響みたいなものが大きかったと思うんですよね。自分の中でも、時代としても(個人の感想だけど)。

その後、2020年にまさかのシーズン2がスタート!…だったんですけど、観ていて感じたのは「あれ?なんか違う…」っていう切なさ。キャストは豪華で良かったんです。でも、やっぱり13年という年月の重みが、「違う作品」のように感じさせてしまったのか。

時代は変わり、働き方も変わる。
それにともなって、「派遣社員」の立ち位置も、明らかに変わったなと実感しました。
シーズン1の頃に感じた“派遣のカッコよさ”や希望みたいなものは、現実的でシビアなものに変わっていて。
それが“今”なんだなって、妙に納得してしまったのを覚えています。

私が上京したのは2007年。当時はまさに「派遣黄金時代」みたいな雰囲気で、
地方から出てきた学歴もキャリアもない私にとって、「派遣社員」という働き方はとても魅力的でした。

登録するだけで、東京の大手企業で働ける。しかも地元よりお給料もいいし、土日祝日はお休み、有給もある。
遅刻や早退にも柔軟で、働き方の自由度が高い。
「なんて恵まれてるんだろう!」と、心からそう思っていたんです。

正社員との違い? うーん…「責任の重さ」くらいじゃない?なんて、今思えばずいぶん甘い認識でした(苦笑)。

そんな私に、のちに「リーマンショック」が襲いかかるとは——。

──続きます。

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